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2007年3月24日

OpenPNE:企業SNSはどう動く+mixiのおかしさ >>インターネット 

2006.09.03~某所で書いていたことですが、OpenPNEがネタ的に結構一般的になってきたので公開します。

OpenPNEの機能面の話ですが
・招待制/オープン
・ユーザ招待可否
・ユーザ招待可/招待不可

という設定の変更が可能になっています。
招待制度且つ、ユーザがユーザを招待不可にして管理者が登録するようにすれば、一企業がエンドユーザへ「顧客サービスとしてのSNS」とすることができそうです。

書面上での登録などを必須とした上でやらなければいけないかな、というところはありますが。
他のユーザへのいたずら等がある場合は、強制退去にする等、細かい規約も決めておく必要があるでしょう。
うまく使えば「エンドユーザの囲い込み」が出来ることになります。
しかしながら失敗すれば、横のつながりが産まれることで、全体からバッシングを受ける可能性がある・・・ということも言えます。
システム面で怖いのは、DBに画像も蓄積するようになっているので、DBの肥大化です。(画像ファイル用DBを設置できるようにもなっていますが)

ただ、今のSNSは、単に「日記の集合体」でしか無いのかもしれません。mi○iもそうですが。
mi○iは、そういう意味で飽和してしまったところを、「ニュースをつけて」日記を書かせるということだけで表面上回避した・・・時事ネタがあるから、ぱっと見ではそれなりに会話をしているようにも見えるが、やはり単なる日記でしかなく、やはり コミュニティネットワークとして成立してないんじゃないのかと思う。

足跡を残したらメッセージを残すことを強制する・・・、確かちょっと昔にも日記サイト等で書き込みを強制するなどのいじめが発生したような記憶がある。
そもそも足跡がわかってしまうということ自体がナンセンスでもある。
足跡があることに対してナーバスになり、何も書かれない・リアクションがないことに不安を感じてしまう。
携帯もそういうところがある。もうさっさと捨ててしまえば解放されるが、何かの寄り辺が無いという感覚が怖いのかもしれない。寄り辺に依存しているというか、取り憑かれているというか・・・。

さて、企業SNS(ユーザの囲い込み)に話は戻りましょう。
囲い込みをすること自体は良いのですが、結局のところ、それは本業ではないのです。
ITインフラに投資をしても『コアでない地域の人達』が増えてきたらどうなりますか。
実質、増えていくでしょう・・・。数を増やさないと囲い込みの意味がありませんから。

管理コストが増大するだけの話です。それを補うために広告を付けますか?
それとも、広告宣伝費だからといって済ませますか。本業に還元できない投資は意味がありません。

ということで確かに簡単にできるが、動いた後は簡単ではないので余りオススメしません。
本業できっちりフォローしてブランド化できないものを、無理にIT投資・広告費をかけてブランド化するべきではないでしょう。(失敗している殆どのケースがこれに当てはまります。)

絶対的アクセス母数の多いところに店を出すとかは基本として存在します。
リアルな店舗で考えて交通量・人が多く駐車場がちゃんと整っている場所ですから、それなりに効果があります。同じ店が立ち並べば売上が減ります。入りが減ったら出も減らす。そういうことも現実に置き換えて考えればわかる話です。

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投稿者 debizoh : 2007年3月24日 06:18



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