2005年3月18日
ライブドア >>経営等探究
実際に彼らが販売しているのは彼らが作ったものではなく、サービス業としての付加価値をつけて販売しているに過ぎない。
実際の商形態を持っていないインターネット業は小売業と全く変わりはない、ということに気が付くべきだ。
コンテンツを持たない企業が、インターネットバブルがはじける前に、なんとかコンテンツを握ろうとしているようにしか見えない。バブルという意味では、広告収入というビジネスモデルは既に破綻している。
(テレビではまだ有効な手段だが。)
当然ながら、それだけITが金になるというのが幻想であることを指し示している。
知名度・実用度があるのならblog始めましたなどというテレビCMを打つ必要もない。「口コミの速度が速い」それが情報システムとしてのITであるから、それほど有用であれば、勝手に口コミで広がってゆく。
amazon.co.jpが何かテレビCMを行っているか? 行ってはいない。
この1点を見るだけでも、livedoor自体がそれほどの知名度・価値を持っていないことを指し示している。
blogを新しい、とわざわざ言わねばならない、それも、別に自分たちが作ったシステムでもなんでもないのにも関わらずに、だ。
今回の買収であっても、どんなに言っても旧態以前としたビジネスモデルしか提示できず、「いや、規模が違うんです」というような返答しか出来ていない。
必死に彼らが小売業として名を上げようという行為をしているだけであって、さらに必死であるのは、Yahooや楽天に遅れを取ったこと、また、インターネットを使った放送システム自体にも遅れをとってしまっていて、もはやコンテンツを握るぐらいが後発の取れる手段で、”新しいことをしていると見せかけたい” ようするに目立ちたがりやなだけの体質が明るみに出ていると言えるだろう。
そうでないのなら、全く新しいビジョンが指し示せるだろうし、指し示せないからこそ、ライセンスを持ってるところが強いよね。という行為になっているわけだ。
そうでないのなら、IT業としての本来発揮すべき独創的なシステムや、魅力あるITとしてのコンテンツを作り出して顧客を獲得できるはずだ。
フジテレビにはなんとか頑張って頂いて、今まで培ったコンテンツを作る能力を、今までのように発揮して貰いたいと思う。 ライセンスを変な風に握られて困るのはユーザになるのが常だからだ。
トラックバック
現在、この記事はトラックバックを受け付けておりません。
コメント
現在、この記事はコメントを受け付けておりません。