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2007年3月24日

IT施策は箱を変えただけのハコモノだった。 >>インターネット  | >>単なる日記 

毎日新聞:ネット君臨:第1部・失われていくもの/9止 最先端…電脳村の10年の中で、『堺屋太一元経済企画庁長官は「当時のIT(情報技術)政策は不況ムードを打ち消すことが最優先の狙いだった」と認める。そのうえで「いまだにインフラ整備ばかりやって、肝心のコンテンツ(情報の中身)は業界任せだ。みんなが参加できる面白いコンテンツや高齢者にも使える仕組みづくりの意識が薄い」と指摘する。』
と、記述がなされている。
話題にあまり上ることがなかったが、これは特筆すべき自白であろうと思う。

良く事情を知らないのであれば、『e-Japan構想』について調べるといい。
当時は不況ムードを消すことと、「インフラで金を出す」「人的不足を失業者をにわかアドバイザーとして狩り出す」という方策の出動を行ったわけだ。
※一部にだけ金が投下されたので、恩恵にあずかっていない人の方が多いかもしれない。

(当時と比べ)大分、今はよくなってきたという話も聞く。
全く知らなかったという状態から、少し何が必要なのか理解し始めた ということで、進歩があったともいえる。
その当時は、サポートの意味もわかっていなかったり、高価なA3カラーレーザーが1教室に4台も導入されていながら、3台は故障しっぱなしで、メンテナンスも呼べないという最悪な高校などもあった。

https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/itsociety7/index.php?p=29 まいまいクラブ:コラムに、書き込みが溢れかえっている・・・。
記事的にある方向に誘導しようという意図も少々感じられなくはないため、致し方ないところもありますが・・・。ただ、一部明らかに、それはハコモノの繰り返しでは?という意見も・・・

小渕~森路線にて
・インターネット博覧会(インパク)
・2000円札
等などをしてきたことを考えると、さらりと、今更ながら国策の誤りを指摘している点は特筆に価する。
その辺の事情を加味してよく読むと、本当にIT投資をすべきであったのかどうか、記事の論旨、今後どうしていくべきかをきっちり考えられるのではないだろうか。

ついでに、一部人材派遣会社がこの特需で稼いだっていうのもあるわけですな。

e-Japan構想では、明らかにスキルの足りないアドバイザーが大量に雇用され、その職歴を元に、IT業界に入ったユーザが相当数いる。スキルの底がさらに底の方に沈んでしまった感は否めない。

・・・まあ、後はITをどううまく使うか、底上げしていくかというところでしょう。あまり悲観的になっても仕方がない。ただ、過ちは繰り返さないようにしないといけません。 
(中身きっちりわかってるわけじゃないんで、一部の候補者批判ではありません。)

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投稿者 debizoh : 2007年3月24日 06:50



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