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2007年11月 2日
中日日本一に見る、何が正しいのか、正しくないのか >>単なる日記
何が正しいのか、正しくないのか。
答えが1つとして議論を進めるのはあまりよろしくない。
石原東京都知事が今日の定例会見でこんなことを言ったそうだ。
「野村監督が『私なら(8回まで1人の走者も出さずに好投していた山井投手の交代は)やらん』と言っていたけれど、これは情実の問題でね。トップのね、つまり、球団の経営というか実績というものを知っている球団のCEOとしてはね、私はやっぱり落合というのは見事だと思う。本当に。泣いて馬謖を切ったんですよ。私はやっぱり落合のやったことは絶対に正しかったと思う。本当のリーダーってなもんですな」
本当のリーダーとは何だ?野村監督が「やらん」と決めることも本当のリーダーの決断であって、情実であろうとそれは正しい答えだ。
『たら・れば』が隠れていることを意識しなければならない。
続投していれば「替えなければ可能性があった」が「疲労から打たれ、連勝ムードが崩れたら」という『たら・れば』がある。
ついてくる結果が勝つか負けるかということであって、勝つために投手交代を行ったことも正しい選択であり、投手交代をせずに続投をさせることも現場の指揮官として正しい選択に違いない。
記録を見られる夢もあったし、野球好きとしてはそういう夢を与える場面を奪ったことに対しての批判もあってしかるべしではある。
何はともあれ、53年ぶりの日本一おめでとうございます。
ヤクルトファンとしては冬の時代真っ只中ですが。
ちなみに、故事として出されている「泣いて馬謖を切る」は、(特に目をかけていて、惜しむべき者だけれども)軍規に逆らったという大罪があったからで、ここで引き合いに出すのはちょっと合わない気がします。非情の決断として引き合いに出したかもしれないが。意味合いが少し違う。
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