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2012年4月23日
voipのお話 >>Router/Lx/L3/L2 | >>インターネット
会社でvoipを拡張するにあたって、いろいろしました。
今回実際に稼動しているのは、NTT Racsia(ip交換機), RT58i (アナログゲートウェイとして利用。中古を活用。faxに),Racsiaで標準になっているコードレス電話 x 1台,Panasonic KX-UT123N x 2台です。 回線側は音声を優先にする必要があるのでONUから Buffalo BS-G2108Mで QoSをかけて、VoIPと、ネットワークとをつないでいます。(QoSをDSCPできっちりかけられる技術をお持ちであれば、BS-G2108Mでなければいけない理由はありません。 TOSでかけるのが楽だったからです。)
まず技術的なテストを行うためにAsteriskをベースとしたMini100というアプライアンス(中華かTw製だよね)を使いました。
Mini100がどんなものかは Marc's Report http://blog.akkord.com/blog/index.php?itemid=220 などを見てください。探せば、Mini100を国内で利用した成功事例もある(ブラザー+ Fusionかアジルだかなんだか忘れた)ようです。
KX-UT123N数台 + RT58i + Mini100 + ソフトフォン そういうことを試していくとIPでのヴォイスコミュニケーションの世界と未来がとても楽しく思えます。
codecの話やら、これに乗ってくるであろうヘッドセット、videoなど全てが統合できた時に、ヴォイスコミュニケーションの世界がもっと広がるであろうと感じています。
とりあえずとしては安定稼動が必要なためRacisaを使いましたが、Asteriskベースでもっと技術と経験を積んだ上で乗り換えができるようにというのが将来展望です。
ネットワーク越しでの内線電話もそうだし、入り口でのインターフォンから内線呼び出しもvoipでいけてしまいます。Skypeであったり、外線番号であったり、全部が統合できるということになります。
配線はPoEでいけるものが多いので、CAT5を敷くだけです。
Web上のチャット画面で、音声が使えればそこからAsteriskのサーバーへ音声を飛ばした上で、内線でWebコールセンター的な用途もあるはず。(既にサービスしているところも、中の技術としてはおそらく使っていると思う)
今回失敗したなと思うのは、Racsiaのコードレス電話の出来があんまりよくなくて音声が小さいこと。Panasonic のKX-UT123Nの出来がかなり良くて、護送船団電話会社製のは品質が悪いという、非常に典型的なパターンです。
※さらっと書いてますが、Racsiaを買って簡単にすぐIP電話が自前で構築できるかというと、そうではないので、そこは注意してください。 根本的にわかってないとたぶんはまります。 設定からちゃんと納得する稼動まで1日かかりましたから。
IPとCodec周り,QoSはもっと勉強しないといけないなと思います。
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