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2013年3月 4日
スタートアップと出口戦略 >>経営等探究
スタートアップ・企業をしようと考えた際、誰もが、ビジネス書、それもほとんどが"成功したモデルの本"を片手に夢想するものです。
その中には、出口戦略、簡単に言えば、「上場して株を売り抜けて億万長者」というものが大概書かれています。
釘を刺しておきますが、起業して半分以上は1年以内に潰れます。
それと、出口戦略で「うまくやって会社を売ろう」ということを語った人で、うまくいった人を一人も私は見たことがありません。(人に使われたくないから起業したいという人も、うまくいきません)
一番大事なことは、そのビジネスをどれだけの熱意を持って成功であろうというところまでもっていけるかです。
成功であろうというところは、どこなのでしょう。お客さんがたくさん入っていて笑顔があふれるものにできたら、でしょうか。濡れ手に粟でお金を握っている姿でしょうか。濡れ手に粟...それはなんのビジネスのイメージも描いていませんね。
ですから、まずビジネスとして何らかの目標地点、イメージがあり、そこから初めて出口というものが出てくるのであって、最初っから「なにかうまく抜けていってやる」というのは間違いです。
また、計画は計画通りに進まないことはあります。出口に出られないこともあり、そうなった場合に熱意を持ってビジネスを継続できますか?
起業をするなというのではありません。
あなたがスタートアップならば、それは違うのだと心に釘を刺してください。
うまくやり抜けることができるものなど万が一もありません。
また、誰かに一緒に企業しないかと誘われた人ならば、そういうことを言われていないか注意しましょう。
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