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2005年10月22日
町田市のプラスチック処理場建設問題を考える >>地域・環境・社会
町田市小山地区に突然プラスチック処理中間施設が建設されることが決まりました。
プラスチック処理場については「杉並病」などの前例があり、近隣住民等による反対運動等が広がっております。
(但し、本施設はそういう施設ではないという議会での説明もある。)
・広報での連絡が今年2月にあった。
・公募に2社応募。決定。
・広報等議事録での話も無いまま、10/23日に説明会、10/26に売却予定
議会決定により決まった事業ではなく、市長が独断で決めた事業です。
ちこっと町田市の議事録なんかをあたってみました。
長くなりますので、一部抜粋しつつ。
平成15年 臨時会(第2回)-10月22日-01号
決算特別委員長(川畑一隆)発言
次に、プラスチック処理業務につきまして申し上げます。
南地区のプラスチック処理については、南地域の市民の皆様にモデル実験区域ということで、事実上、実験をしていただき、データを集めるなどご協力をいただきました。
しかし、最終的な段階で実現に至らなかったわけであります。
しかも、処理場の場所の確保も含めて公募方式で行い、事業者の決定をしたことから、事業が中断したにもかかわらず、2カ月分の家賃として247万8,000円も市が負担せざるを得なかった。
多くの市民の方々のこれまでの協力や時間をむだにすることなく、市民の皆様に対する自治体として行政の責任ということで、今後はプラスチック処理事業の推進に当たっては、十分市民の声を聞きながら事業の検討をするよう求めるものであります。
ということで、町田の事業として1度頓挫した事業とのことです。
それから、しばらく議事録中には上がって来ません。
平成17年 3月定例会(第1回)-03月07日-03号 に出てきます。P.75以降。
16番 渋谷武己議員の質問から始まりますが、
「2月に広報に載ったんですが...」という発言から始まっているので、
議会にも話題に上がらず、いきなり広報に掲載された、という感じのようで
す。
うだうだと市長の説明等がありつつ(詳しくは議会録をお読み下さい)
渋谷武己議員:
「用途地域が準工以上ということ以外、市民感情としては何もわからない。わからないことに対しての不安ということが私は問題だということを申しているわけであります。
ですから、言葉は悪いですけれども、今回の丸投げといった手法は果たしてどうなんですかということを問うたわけでありまして、ぜひその辺はしっかりと住民感情、市民感情というものを認識していただいた運営をしていただきたいという趣旨でございます。」
で終わります。
その後、住民への一切の説明が無い状況で公募等が行われる。
P.41~
一部だけ抜粋します。
(ゴミ処理問題についてもいくつか触れられていますが、問題の部分のみ)
◎清掃事業部長(鬼頭孝典)
プラスチックの関係につきましては、2社応募がありまして、入札というか、提示があった時点で1社に決まる、それで場所も決まってくるという形になってまいります。
それで、広報の関係でございますけれども、当然周辺住民の方のご理解という部分がございます。今回、街づくり条例、そういったものも含めてちょっと対応は考えているところでございます。
3番(新井克尚)
プラスチックの処理施設、2社のうち1社に決まれば、そこになるということですけれども、今現在、それをご存じの市民の方がどれくらいいるか。
恐らく決まった後にサプライズ、うちの地元に来るのか、非常に予想されることだと思います。今の段階から1社に絞っていると。
場所がなかなか少ないので、そこでつくることになります。そのときにはご協力をお願いしますという広報は積極的にされた方がいいのかなというふうには思っております。
ということを言っておりながら、まともに広報がなされておりません。
まさに「決まった後にサプライズ」という結果になっており、近隣住民が慌てて反対の会を立ち上げました。
議会録中、
”ダイオキシンの問題だけではなくて、やはり現在、温暖化の問題、プラスチックを1トン燃やすと3トンぐらいのCO2が出るということからも、これは早急に実施していかなければいけない事業という認識で取り組んでいるところでございます。”
という発言があり、現状の処理は「燃やしている?」のかどうか、といったところも確認しなきゃいけないと思われます。
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