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2005年10月22日
町田市のプラスチック処理場建設問題を考える(2) >>地域・環境・社会
一応経営者の端くれでもありますので、金銭面で検討してみたいと思います。
今現在、町田市はペットボトルの回収を行っておりません。
ペットボトルはゴミですが、ゴミはゴミでも「資源ゴミ」の扱いになります。
今回の町田市の事業は議会が決めたことではなく、市長が決めたことらしくて事業計画がよく分かりません。
データがなきゃ話になりませんので、
参考URL中、町田市 平成15年度ゴミ処理に関わるコスト を見ると
資源ゴミ回収委託費用
6億5816万
資源化の歳入が
¥82,165,346円
となってます。(桁を合わせていないのがイヤラシイですね。)
資源化に関わる費用を見ると、5億7千万...大幅な赤字です(汗
まあ、なんていうか、リサイクルした方が資源として、いいといえばいいんでしょうが、これだけ赤字だとゴミについては頭が痛い問題ですねえ。
気になる点ですが、古着は歳入が¥0で、1098トン回収。委託費は載せられていません。
※町田市での古着回収は、町田市では売らないようです。
町田市(古着回収について)
練馬区のところの議事録にも書いてありますが、資源ごみ回収をやめた自治体もあるようです。(平成15年の議事録で、古いですけど)
行政がやらなくても、民で黒字に出来るのならば、民に任せる方向もいいかもしれませんね..。誰もやらなくて回収されない、というのは困ることになりますけれども。
ということで、
・今回の委託料がいくらになるのか
・現処分の方法はどうなっているのか
・資源化歳入はいくらと見込んでいるのか、現排出量はどの程度か
といったことを数値等々として指し示して欲しいところです。
町田市の市長・助役は黒い噂があると言われています。
そういう意味でも、プラスチック処理場建設が、本当に市民のためになる(環境的、金銭的、資源的に)のかどうかという検討が必要です。
おそらく金銭的には収集のための委託費、処理に関わる委託費等々で考えて「赤字は増える」と考えられる。
反対をするだけじゃなくて、行政・市民としてゴミ処理をどうやっていくかを考える いい機会だと捉えることも出来ると思います。
尚、経費上で明確な説明がなく、もっと経費がかかっている中間処理経費29億円。
この辺りも詳細な説明が必要です。
減らす努力もやはり必要ですね。
気になっているのは、今後導入が進んでいくICタグです。
技術と標準化で利益を得るための争いが進んでいますが、回収と再利用はどうなるのだろうか・・・。
技術的にも興味はあるのでポチポチと調べてみるつもりです。
<参考URL>
■第9回 練馬区循環型社会推進会議会議録
■町田市 平成15年度ゴミ処理に関わるコスト(PDF) ペットボトルが含まれていないのは、今は本当にゴミとして埋め立て / 焼いてる?
■町田市->暮らしのガイド->資源とごみ
「平成17年10月からごみの有料化を実施します(PDFダウンロード用)」
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